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釧路湿原の温根内へ、春を見つけに [地域]

釧路湿原の西側にある温根内地区へ行ってきました。
春の兆しを見つけに、と言ったところでしょうか。

今年は、雪が少なく日陰に少しだけ残っているような状態です。
と言うことで、春先の定番を撮ってきました。

最初に目につくと言ったらフキノトウ。
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食用にするなら、このように咲いた状態ではなく葉に包まれた蕾のような状態がいいそうです。
色彩にとぼしい春の道ばたに淡い黄緑がいいですね。

木道から湿原を覗いてみると、氷に穴が空いていました。
穴の中にはヨシが一本。
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山の中では、「根開け」と言われているのとおなじです。
ヨシが太陽で温められ、そこから出る輻射熱で周りの氷を溶かしてしまった、ということです。

頭の上では、木にたくさんの変わったものがぶら下がっています。

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アップで見ると

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こんなんでも立派な花なのです。
細長いものは、雄花で雄花序と言われています。
すぐそばに小さな雌花序が見えています。

水の中に、根っこが浮かんでいます。
これはドクゼリの根で猛毒のシクトキシンが含まれて、あのトリカブトと同じくらいの毒の強さです。

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木道を歩いていたら、エゾシカが熱心に下を向いてなにやら食べています。

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ヨシの根の部分を食べているようです。
食べることに夢中なのか、人慣れしているのか、私がすぐそばにいるにもかかわらず下を向いて食べ続けていました。

4月と言っても、まだ日陰には雪が残り、朝の最低気温も氷点下になる釧路湿原です。
エゾツツジもまだ冬仕様です。

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それでも、日中の最高気温は10℃近くまで上がる日もあり、春の気配を濃厚に感じています。
気持ちのいい、温根内木道散策でした。


釧路湿原の釧路川カヌーは、ReRa(レラ)におまかせ

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